小田急線新宿駅からJR東海御殿場線御殿場駅まで97.1kmの区間を走る、特急「ふじさん」号。小田急線内では特急ロマンスカーとして、JR東海御殿場線内では在来線特急列車として運行されています。
小田急ロマンスカー「ふじさん」号は、2018年3月にリニューアルされるまで「あさぎり」号として運行されていた、歴史ある御殿場線直通列車です。
この列車の前身である「あさぎり」号はかつて、沼津駅まで運行していたことがあります。その名残で、今日でも静岡県駿東地区に向かうための有力な交通手段となっています。
走行区間が小田急電鉄とJR東海にまたがっているため、列車の予約方法やきっぷの買い方が非常に特殊です。このような事情があり、多種多様なきっぷの様式が見られます。鉄道きっぷを研究する上では、大変興味深い列車です。

ネット予約サービスについては、小田急電鉄の「e-Romanscar」を利用します。JRの「えきねっと」や「e5489」では、特急「ふじさん」号の予約はできません。
この記事では、小田急ロマンスカー「ふじさん」号の概要および他の交通手段の中での位置づけに焦点を当てます。その上で、列車の予約方法やきっぷの買い方、多様なきっぷについて詳しく解説していきます。
- 乗車区間によっては交通系ICカードが使用できず、普通乗車券の購入が必要なこと
- 私鉄側の予約システムを利用する全国で唯一のJR線特急列車であること
- 小田急電鉄とJR東海が発行する多種多様な連絡乗車券の様式が見られること
小田急ロマンスカー「ふじさん」号の概要・位置づけ

東京と富士山を結ぶ交通手段はいくつか考えられますが、その中で小田急ロマンスカー「ふじさん」号がどのような位置づけにあるかを最初にお話しします。
列車の概要・沿革・ダイヤ
小田急ロマンスカー「ふじさん」号は、小田急新宿駅から富士山の東側に位置する御殿場駅(静岡県御殿場市)にアプローチする特急列車です。特急「ふじさん」号の名称は、英語では「Mt. Fuji」と、ネーミングはかなり攻めています。
小田急ロマンスカーとは言っても、小田急線から渡り線を通ってJR御殿場線に乗り入れる、いささか変わり種の列車です。
ロマンスカー「ふじさん」号の沿革
小田急線内からJR御殿場線内に乗り入れる特急列車には、歴史があります。小田急ロマンスカー「あさぎり」号が長年にわたって、御殿場線に直通運転していました。一時期、JR御殿場線終点の沼津駅(静岡県沼津市)まで運行されていたことがあります。
その後、2018年に小田急線の一部区間が複々線化されたことを契機に、小田急ロマンスカー「ふじさん」号としてリニューアルされました。リニューアルといっても運行形態や料金に抜本的な変更があったわけではなく、列車の名称が変更された程度です。
列車の運行ダイヤ【2026年度】
現在は、小田急新宿駅からJR御殿場線松田駅を経て、御殿場駅に至る区間を一日当たり3往復が運行されています。かつては土休日に運行する臨時列車の設定がありましたが、現在は定期列車3往復のみです。
| 【朝便】ふじさん1号 | 【朝便】ふじさん2号 |
| 小田急新宿駅 06時40分発 → 御殿場駅 08時13分着 | 御殿場駅 08時48分発 → 小田急新宿駅 10時28分着 |
| 【昼便】ふじさん3号 | 【昼便】ふじさん4号 |
| 小田急新宿駅 10時40分発 → 御殿場駅 12時24分着 | 御殿場駅 12時48分発 → 小田急新宿駅 14時25分着 |
| 【夕便】ふじさん5号 | 【夕便】ふじさん6号 |
| 小田急新宿駅 14時40分発 → 御殿場駅 16時21分着 | 御殿場駅 17時23分発 → 小田急新宿駅 19時05分着 |
この運行ダイヤを見ると、車両運用が優先されているように見えます。3往復を1編成で運用しているため、時間的にタイトなのはやむを得ないことでしょう。
小田急ロマンスカーというだけあり、ふじさん号の運行車両には小田急電鉄の60000系(MSE)6両編成が割り当てられています。
数ある交通機関の中での「ふじさん」号の位置づけ

東京から富士山に向かうための特急列車には、JR新宿駅からJR中央本線経由で富士急行線富士山駅・河口湖駅を結ぶ特急「富士回遊」号もあります。富士山五合目に向かう最短ルートで、多くのユーザーに利用されている人気列車です。
東名高速道路や中央自動車道が整備されている富士山周辺に向かう場合、マイカーや高速バスが交通機関としては有力です。その中で、鉄道も主要な交通機関として奮闘しています。
一方、小田急新宿駅から小田急線・JR御殿場線を経由してJR御殿場線御殿場駅までの区間を結ぶのが、当記事でご紹介する小田急ロマンスカー「ふじさん」号です。
「ふじさん」号を利用すればもちろん、富士山や富士五湖に向かうことができます。ただし、地理的には少し遠回りです。富士山観光の交通機関というよりは、御殿場市周辺の観光スポットや静岡県駿東地区の各駅を結ぶ穴場的な列車と言えましょう。
特急「ふじさん」号の乗車形態・運賃料金

小田急線とJR東海御殿場線にまたがって運行される特急「ふじさん」号は、乗車する区間によって運賃・料金の計算やきっぷの買い方が異なります。ここでは、考えられる乗車形態を挙げて、それぞれの運賃・料金の構成を説明します。
乗車形態・きっぷの組み合わせ
「ふじさん」号の乗車形態には、次の3パターンがあります。各パターンで使用されるきっぷの組み合わせは下記の通りですが、それぞれが入り乱れてとても複雑です。
小田急線内のみ乗車する場合
[チケットレス特急券]+[交通系ICカード(PASMO/Suicaエリア)]
小田急線とJR東海御殿場線をまたがって乗車する場合
[チケットレス特急券]+[普通乗車券(紙のきっぷ)]
JR東海御殿場線内のみ乗車する場合
[特急券(紙のきっぷ)]+[交通系ICカード(TOICAエリア)]
乗車区間に小田急線を含む場合、小田急電鉄のネット予約サービス「e-Romanscar」にてチケットレス特急券を購入すると便利です。小田急線の区間だけ乗車する場合、完全にチケットレス乗車が可能です。また、紙のきっぷの受け取りが不要なので、御殿場駅から乗車する場合にもチケットレス特急券を利用できます。
JR線内のみ乗車する場合、特急券(紙のきっぷ)を駅で購入する必要があります。
乗車区間が小田急線内で完結する場合、もしくはJR線内で完結する場合には交通系ICカードを使用できます。ただし、交通系ICカードの利用エリアが異なることに留意したいです(小田急線側が首都圏のPASMO・Suicaエリアで、JR東海御殿場線側がTOICAエリア)。

交通系ICカードによるIC乗車はエリアまたがりに対応していないため、両エリアにまたがって乗車する場合は普通乗車券(紙のきっぷ)をあらかじめ購入します。交通系ICカードのチャージ残高から引き落とすことも可能ですが、後述する理由があるためおススメしません。
ふじさん号のきっぷ(特急券・乗車券とも)は、JR東日本では一切取り扱わないことになっています。そのため、JR東日本みどりの窓口ではこれらのきっぷを一切購入できないことにご留意ください。
運賃・料金
特急「ふじさん」号の運賃・料金は、小田急線とJR御殿場線にまたがる関係で、両社の運賃・料金がそのまま加算されます。そのため、他のロマンスカーの運賃・料金と比較すると、どうしても高額になります。他社線にまたがって運行される直通列車の弱みが、料金面に現れています。
小田急新宿駅からJR御殿場駅まで全区間乗車した場合の運賃・料金は、下表の通りです。
| 乗車区間(営業キロ) | 普通運賃 | 特急料金【通年】 | 備考 |
| 小田急新宿駅ー松田駅(71.8km) | 800円 | 750円 | チケットレス特急券は50円割引 |
| 松田駅ー御殿場駅(25.3km) | 510円 | 860円 | 御殿場駅を含む御殿場線内の連絡乗車券を購入可能 |
| 合計(97.1km) | 1,310円 | 1,610円 |
「ふじさん」号をはじめとした小田急ロマンスカーの特急料金にはシーズン別の料金変動(シーズナリティ)はなく、通年で同額です。上表の運賃と料金を合算すると大人2,920円となり、同区間を走る高速バスや他のロマンスカーの運賃・料金よりも高く感じます。
上表中、小田急線分の特急料金は紙のきっぷの値段であり、チケットレス特急券を購入すると50円引きの700円となります。
小田急電鉄とJR東海の間には、連絡運輸の設定があります。松田駅が接続駅となり、御殿場線内各駅までの連絡乗車券を購入できます。上表中、JR運賃が510円とありますが、実際に利用する区間の運賃額に置き換えます。
例えば、小田急新宿駅から御殿場駅まで特急ふじさん号に乗車し、そのまま沼津駅まで向かう場合、小田急新宿駅から沼津駅ゆきの1枚の連絡乗車券を通しで購入できます。つまり、御殿場駅で区切って2枚の乗車券を購入しないでもいいということです。
小田急線の各駅から乗車する場合のきっぷの買い方

それでは、特急「ふじさん」号に乗車するために必要なきっぷの買い方について、詳しくお話を進めていきたいと思います。はじめに、特急「ふじさん」号の独特な予約システムについて触れた後、乗車パターンに応じたきっぷの買い方をお話しします。
特急「ふじさん」号の予約システム
小田急ロマンスカー「ふじさん」号の予約管理は、JRの「マルス」ではなく、小田急電鉄側のホストコンピュータによって行われています。
JRの特急列車の中でも、私鉄側の予約システムで列車の予約管理が行われているのは、特急「ふじさん」号だけです。この列車がJRの特急列車というよりはむしろ「小田急ロマンスカー」であることを考えると、ご納得いただけるのではないでしょうか。
小田急電鉄側のシステムによって予約管理されているとはいえ、小田急電鉄の各駅に設置されているMSR端末で発券処理されるだけではありません。ややこしいことに、JRの駅に設置されているマルス端末でも発券の処理が行われるので、煩雑です。
JR東海の駅で特急「ふじさん」号の特急券を発売する場合、マルス端末を操作して発券します(例外的に、御殿場駅には小田急MSR端末が設置されています)。
このような背景があり、「えきねっと」や「e5489」などのJRネット予約サービスでは、特急「ふじさん」号のきっぷを予約購入できません。
特急「ふじさん」号の予約をネットでするには、小田急電鉄のネット予約サービス「e-Romanscar」を利用します。
ネット予約サービス「e-Romanscar」で特急券を購入
小田急線内にまたがって乗車する場合、ネット予約サービス「e-Romanscar」にて特急券を購入できます。決済完了後に紙のきっぷを引き取る必要がないので、小田急線沿線在住でなくても特急券の予約ができて便利です。

ネット予約サービスを利用して特急券の決済を行った場合、チケットレス特急券として大人50円が割引されます。クレジットカードのオンライン決済が必須です。
ただし、交通系ICカードが全区間で使用できず、乗車区間によっては普通乗車券(紙のきっぷ)を買わなければならないことに留意したいです。その場合、特急券と普通乗車券(紙のきっぷ)を同時に購入してもよいと思います。
小田急線内のみ乗車する場合
小田急新宿駅からJR東海松田駅までの区間内で「ふじさん」号に乗車する場合、交通系ICカードによるIC乗車が可能です。特急券をネット予約サービスで購入しておけば、完全にチケットレスで乗車できます。
特急「ふじさん」号が停車するのは小田急線新松田駅ではなく、JR東海御殿場線側の「松田駅」であることに注意しましょう。松田駅はTOICAエリアですが、有人改札にてPASMOの処理が可能です。交通系ICカードを自動改札機にタッチせず、駅員に渡します。
JR御殿場線にまたがって乗車する場合
JR御殿場線駿河小山駅(静岡県小山町)および御殿場駅まで特急「ふじさん」号に乗車する場合、交通系ICカードによるIC乗車ができません。PASMO/SuicaエリアとTOICAエリアまたがりになってしまうためです。
特急券は小田急電鉄のネット予約サービス「e-Romanscar」を利用し、チケットレス特急券を購入しても構いませんが、どのみち普通乗車券(紙のきっぷ)が必要です。特急券・乗車券とも駅窓口や券売機で購入しても、きっぷの購入の手間は変わりません。

これは、駅の窓口で購入した特急券です。小田急のMSR端末で発券されたごく一般的な様式です。JRのマルス券と違って、MSR端末では特急券と乗車券が必ず別葉で発行されます。なお、小田急線の駅窓口では、現金の他クレジットカードでもきっぷ代金の決済が可能です。

交通系ICカードでJR東海御殿場線内に乗り越してしまった人を、御殿場駅の改札口で多く見かけました。チャージ金額(SF残高)からの引き落としでの精算に長蛇の列ができていました。紙のきっぷを買っておかないと面倒で、時間が無駄になります。
御殿場駅到着時に待ち時間をなくすため、列車に乗車する前に普通乗車券(紙のきっぷ)を買うことを強くおススメします。
JR東海の各駅から乗車する場合のきっぷの買い方

特急「ふじさん」号の終点、御殿場駅が属するJR東海の駅窓口でも、列車のきっぷを購入できます。駅によって座席の割り当て方法やきっぷの様式が大きく異なる点が「ふじさん」号特有の現象ですが、きっぷとしては有効なので安心してください。
先に申し上げた通り、JR東日本などJR東海以外の駅窓口では、特急「ふじさん」号のきっぷを購入できません。JR東海管轄下の旅行会社であれば、取り扱いは一応可能です。しかし、特殊な列車なので取扱手数料等の点で混乱があると考えられます。やはり、JR東海各駅にある出札窓口できっぷを購入するのが、無難だと思います。
マルス端末発券用の「マルス枠」について
小田急電鉄側で座席予約管理が行われる特急「ふじさん」号ですが、その席をJRのマルス端末で発売できるように、特殊な処理がなされています。いわゆる「マルス枠」と呼ばれるものです。
JR東海は、小田急電鉄側から一定数の座席をもらいます。そして、JRの予約システム「マルス」に当該座席を格納し、駅窓口で発売する形です。マルス枠から割り当てられた特急券の具体例については後述します。
このように、JR駅窓口で発売される「ふじさん」号の座席は非常に特殊です。そのため、JR各社のネット予約サービスには回されないと考えるのが妥当です。
JR東海の各駅(御殿場駅・松田駅以外)
JR東海の静岡県東部の駅窓口では、松田駅接続で小田急線内「ふじさん」号停車駅までの特急券および連絡乗車券が、連絡運輸設定の範囲内で購入可能です。以前は小田急線内各駅までの連絡乗車券が発売されていましたが、現在は特急「ふじさん」号停車駅相互間に限られます。

これは、JR東海道本線三島駅窓口にて購入した、三島駅から大岡駅経由、松田駅接続の小田急新宿駅ゆき普通乗車券です。全区間の営業キロが101km以上となるため、きっぷの有効期間が2日間であり、途中下車が可能です。

同じく、御殿場駅から小田急新宿駅ゆき特急「ふじさん」号の特急券です。上述した「マルス枠」から割り当てられた席です。上り列車に関しては、一般ユーザーからも簡単に見分けがつきます。

「e-Romanscar」上で参照できるシートマップでは、この席がグレーアウトされていて、選択できません。この事例では、1号車7番から12番までの20席がJRのマルス枠として割り当てられていることが分かります。
御殿場駅

JR東海の駅窓口の中でも、特急「ふじさん」号の始発駅である御殿場駅の窓口に限っては事情が異なります。この駅の窓口には小田急のMSR端末が設置され、当該端末から直接席を割り当てています。
実際に購入した特急券を見たいと思います。

小田急MSR端末から出力された指定券(指のみ券)です。私鉄の乗車券類の様式がJRの乗車券用紙に印字された、非常に希少なものです。

これが、マルス端末から出力された特急券本券です。座席をMSR端末から割り当て、指のみ券を発行しているため、本券には席番が記載されていません。御殿場駅に限り、特急券本券と指のみ券の2枚セットが見られます。
松田駅

松田駅(神奈川県松田町)は、小田急線とJR御殿場線の境界駅です。特急「ふじさん」号は、小田急線と御殿場線との渡り線からつながる1番線ホームを発着します。
松田駅から下り「ふじさん」号で御殿場駅方面に向かう場合
JR東海線内のみ利用するケースはレアであると思われますが、御殿場線内だけの乗車も可能です。

この場合、JR線内の特急料金は通年で860円で、マルス券が発券されます。座席の割り当てはJRのマルス側からで、上述した通り発売座席数は少ないものと推測します。
松田駅から上り「ふじさん」号で小田急線新宿駅方面に向かう場合
特急「ふじさん」号の上り電車にJR御殿場線の松田駅から乗車する場合、実質的に小田急線内のみを乗車することになります。松田駅の1番線ホームから列車が発着することもあり、松田駅の北口でも特急券と乗車券を購入することができます。この場合も、JR側の座席の割り当て数が少なく、残席が少ない場合小田急線の駅で買うよう勧められるかもしれません。
この場合、JRのマルス枠から指定券(指のみ券)が発行されます。JR線を全く含まない社線のみの区間をマルスで発行することを「社線単独」と言いますが、その際のきっぷのサイズが自動改札を通れない12cmになります。

特急券本体として硬券の常備券が用意されていて、指のみ券とセットで1組の特急券になります。

硬券は形式的に付いているに過ぎませんが、他では決してみられない様式の珍しさ・美しさがあります。

特急券と合わせて、小田急線内の乗車券も購入できます。これも社線単独に当たるため、大きな12cmサイズで発券されます。

松田駅から小田急線内に向かって乗車する場合には、Suica・PASMOを使用できるようになっています。自動改札機にカードをタッチしないで、駅員に処理を依頼します。

JR松田駅南口と小田急の新松田駅は隣接していて、小田急新松田駅でも同じ内容の特急券と乗車券を購入することが実は可能です。ただし、列車の乗り場が違うので、十分に注意しましょう。

JR松田駅におけるロマンスカーきっぷの発売は、実質的には小田急線きっぷの委託販売のような形です。ユーザーへの利便性確保と合理的配慮として、JR駅側での乗車券類発売を今後も継続していただきたいです。
まとめ

小田急新宿駅と御殿場駅を結ぶ、小田急ロマンスカー「ふじさん」号。かつては「あさぎり」号として走っていましたが、2018年に改称されました。
特急「ふじさん」号は小田急ロマンスカーということで、予約管理は小田急電鉄側のシステムによって行われています。全国のJR線を走る特急列車の中で、予約管理がマルスでない列車は、唯一「ふじさん」号だけです。
予約管理の特殊さが、きっぷの買い方や購入したきっぷの様式に大きな影響を与えています。「えきねっと」や「e5489」といった、JR各社のネット予約サービスでは「ふじさん」号の予約購入を行えません。その代わり、小田急電鉄のネット予約サービス「e-Romanscar」を利用し、チケットレス特急券を購入します。
首都圏周辺の他の特急列車と異なり、乗車券代わりに交通系ICカードを使用できない区間があります。交通系ICカードのエリアまたがりになることが、その理由です。あらかじめ普通乗車券(紙のきっぷ)を購入しましょう。普通乗車券を購入しないで御殿場駅に到着すると、精算のために長時間待たされる場合があります。
連絡運輸にかかわる連絡乗車券・指のみ券・硬券・社線単独といった特殊な発券条件が揃っていて、きっぷ鉄にとっては興味深い列車です。
この記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました!
参考資料
● 小田急電鉄 ネット予約サービス「e-Romanscar」 2026.3閲覧
● 小田急電鉄 ロマンスカー 2026.3閲覧
当記事の改訂履歴
2026年3月17日:初稿 最新修正
2024年01月04日:当サイト初稿(リニューアル)
2018年3月21日:前サイト初稿(原文作成)



コメント
お世話になっております。
メトロはこねとふじさんを本厚木で乗り継いで、北千住ー御殿場で乗車したいのですが、運賃はどのように計算されますでしょうか。また、窓口での発券は可能なのでしょうか。もし調査可能でしたら掲載頂けると幸いです!
ご指摘のような乗り継ぎのパターンは考えていませんでした。東京メトロー小田急電鉄ーJR東海御殿場線の3線連絡については、普通乗車券では設定がないと認識しています。松田駅接続だと、小田急線内の特急ふじさん号の停車駅と、JR東海線内の駅間の連絡運輸に限られます。この場合、乗り継ぎをする本厚木駅で分割して買うのが楽ではないかと思います。北千住駅の駅事務所では本厚木駅までの特急券・乗車券を購入できますし、本厚木駅(窓口か券売機のいずれか)で御殿場駅までの特急券・乗車券を購入するのがスムーズだと思います。