新幹線「S Work車両」きっぷの買い方・使い勝手を徹底解説!静粛な空間を作業や休息に有効活用

東海道・山陽新幹線普通車7号車 列車別のきっぷ

多くのビジネスパーソンが利用する東海道・山陽新幹線。東京駅から新大阪駅を通り、博多駅までを結ぶ日本の交通の大動脈です。

そんな新幹線に、乗車中に仕事や作業を行うビジネスパーソン向けに最適化された車両があることをご存じでしょうか。

16両編成で走る列車の7号車が「S Work車両」として設定されており、この車両の設定趣旨を理解していれば誰でも乗車可能です。「S Work車両」では通常の座席「S Workシート」の他、追加料金を払えば3列シートを2人用に改造した「S Work Pシート」を利用できます。

この車両は全席指定席であるため、乗車前に7号車の座席が指定された新幹線特急券を購入する必要があります。きっぷを買うにはいくつかの方法があるので、押さえておきたいところです。

N700Sに限り、専用の無料Wi-Fi「S Wi-Fi for Biz」を利用可能です。通信容量が一般車両の約2倍である上、ささやかながら無料コンテンツを視聴できます。それでいて、一般車両との差額がありません!

この記事では、東海道・山陽新幹線のビジネスパーソン向け「S Work車両」がどのような設備であるか、実際に乗車して確認できた使い勝手を皆さまと共有します。その前提として、この車両の料金やきっぷの買い方を詳しくご説明します。

この記事を読むと分かること
  • 普通車指定席の料金と同額で「S Workシート」を利用可能なこと
  • JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」では予約ができないこと
  • 「1年前予約」には対応しておらず乗車1か月前の午前10時から予約可能なこと

ビジネスパーソンが気を遣うことなく利用できる「S Work車両」

東海道・山陽新幹線7号車S Work車両

新幹線に乗車している間仕事や作業を行うのに、キーボードの打鍵音や打ち合わせのための通話で迷惑をかけていないか、気を遣うことでしょう。

そのような状況を想定した「S Work車両」の座席を予約すれば悩みから解放され、仕事や作業に集中できます。

ビジネスパーソン向けに一般車両と区別された「S Work車両」は、2021年10月に始まった比較的新しいサービスです。東海道・山陽新幹線内を16両編成で走るすべての列車の7号車が「S Work車両」として発売されています。当初は「EX予約・スマートEX」ユーザー限定のサービスでしたが、現在は誰でも購入可能です。

この車両でできることには、以下のようなことが挙げられます。

  • ノートPC使用時キーボードの打鍵音を出すこと
  • スマートフォンでの通話やWEB会議
  • 7号車専用の無料Wi-Fi「S Wi-Fi for Biz」の使用
  • 7号車限定コンテンツのスマートフォンでの視聴

乗車中四六時中作業をしていなければならないわけではなく、食事をしたり休息をしていても差し支えありません。

座席を回転して対面で座ることや車内での歓談を控えることになっているため、ファミリーやグループでの利用には適していません。ビジネスパーソンが一人で乗車することが前提であるため、歓談する声が自ずと聞こえることがなく、車内が静粛に保たれているわけです。

作業に集中できるばかりではなく、静かな車内で休息したいというニーズにも応えてくれるのが、当記事でご紹介する「S Work車両」です。

スポンサードリンク
スポンサードリンク

「S Work車両」の設定状況・利用できる設備の詳細

東海道新幹線東京駅

ここでは、東海道・山陽新幹線の7号車「S Work車両」の設定状況および設備の詳細についてご説明します。

「S Work車両」においては、一般の座席「S Workシート」パーソナルスペースが確保された「S Work Pシート」の2種類の座席を利用できます。

設定日・設定列車

「S Work車両」が設定される日にち・曜日や対象列車は、以下の通りです。

 設定日

通年で設定されています。土休日や最繁忙期に関係なく、「S Work車両」を毎日利用可能です。

東京駅から北に向かうJR東日本管内の新幹線に連結されている「TRAIN DESK」は、最繁忙期以外の平日に限って運用されています。しかし、「S Work車両」に関してはそのような縛りはありません。

「S Work車両」と類似したサービスである「TRAIN DESK」に関しては、以下の記事をぜひご一読ください。

設定列車

普通車指定席が連結されている列車で「S Work車両」が設定されています。16両編成で走る列車の7号車が該当すると覚えておくとよいでしょう。グリーン車の隣に連結されており、駅での乗り降りがスムーズに行えます。

  • のぞみ号
  • ひかり号
  • こだま号

なお、普通車全車自由席で運行される列車には、「S Work車両」は設定されません(自由席の一般車両として運用)。

S Work シート(一般の座席)

東海道・山陽新幹線7号車S Work車両

後述する「S Work Pシート」以外の全座席は、一般の座席です。普通車指定席の運賃・料金で利用できます(追加料金なし)

座席自体は特に改造されておらず、一般車両の座席と同様です。テーブルも特に改造されておらず、後述する「S Work Pシート」とは使い勝手が異なります。

「S Work Pシート」に隣接した以下の座席では、改良されたテーブルの利用が可能です。

  • 下り(東京駅→博多駅):11A/11C/12A/12C
  • 上り(博多駅→東京駅):4A/4C/5A/5C

電源コンセント

車両のタイプにより、電源コンセントの設置状況が異なります。

  • N700S:各座席のひじ掛けに1個設置
  • N700A:窓際の壁および車端部の各席に1個設置

N700Sでは電源の確保に苦心することはありませんが、N700Aの場合窓側もしくは車端部の座席を押さえたいです。

無料Wi-Fi

N700Sに限って、7号車および8号車(グリーン車)専用の無料Wi-Fi「S Wi-Fi for Biz」を利用できます。一般車両で利用できる無料Wi-Fi「Shinkansen Free Wi-Fi」と異なり、通信は暗号化されたセキュアなものです。通信容量も約2倍で、専用コンテンツが利用可能です。

座席コンセントおよび無料 Wi-Fiの実際の状況については、記事後半の利用体験をご覧ください。

S Work Pシート

東海道・山陽新幹線7号車S Work車両

7号車の中央部(6番から10番)にあるA席とC席が「S Work Pシート」として改造されています(定員10名)。2023年10月20日より、利用が可能となりました。

B席に当たる部分にパーティションとドリンクホルダーが設置され、パーソナルスペースとプライバシーが確保されています。

テーブルも、前後に動くように改良されています。

普通車指定席の運賃・料金に加え、1席につき大人2,000円・小児1,000円の差額がかかります。この座席が導入された時の差額は大人1,200円でしたが、2025年5月15日以降値上げになりました。差額が高くなったため、設備面でグリーン車との差が気になるところです。

電源コンセントおよび無料Wi-Fiについては、一般座席と変わりありません。

ビジネスブース

S Work車両ビジネスブース

元々7号車の8号車寄りに設置されていた喫煙コーナーが、個室のビジネスブースとして改造されました。定員は2名ですが、クローズドな空間であるため気兼ねなく打ち合わせや会議で声出しできます。

利用料金

1回あたり10分から60分まで利用可能です。利用時間ごとの料金は、下表の通りです。

時間料金
10分200円
20分400円
30分600円
40分900円
50分1,200円
60分1,500円

予約方法

乗車中にスマートフォン上で予約を行うしくみであるため、事前に予約を確保することはできません

ビジネスブース予約画面

座席に設置されたリーフレット上に記載されたQRコードを読み取ると、このページが表示されます。この画面を表示してから予約手続きを進める形です。

「S Work Pシート」とグリーン車の比較

新幹線N700Sグリーン車
グリーン車

追加料金がかかる「S Work Pシート」とグリーン車との差が気になります。ここでは、両者の違いを見ていきたいと思います。

項目S Work Pシートグリーン車
予約上の設備普通車指定席グリーン車
1列当たりの席数4列シート4列シート
シート普通車用のシートグリーン車用のシート
パーティションありなし
電源N700Sは各座席各座席
Wi-Fi専用の無料Wi-Fi専用の無料Wi-Fi(8号車)

「S Work Pシート」はあくまでも普通車であるため、グリーン車とは快適性で差があります。ただし、パーソナルスペースやプライバシー確保の面では、「S Work Pシート」が優れていると言えるでしょう。

● 通常期の運賃・料金(無割引)

乗車区間S Work Pシートグリーン車利用列車名
東京駅・三島駅間6,600円6,870円こだま号
東京駅・名古屋駅間13,300円14,960円のぞみ号
東京駅・新大阪駅間16,720円19,590円のぞみ号
2025年6月現行

この表を見ると、乗車距離が短ければ短いほど両者の料金差が少ないことが分かります。空席状況によっては、グリーン車を選択するのは決して贅沢とは言えません。

スポンサードリンク
スポンサードリンク

「S Work車両」の料金・予約方法

東海道新幹線東京駅

ここでは、「S Work車両」の料金および予約方法について見ていきましょう。この車両は一般座席と区分されているため、設備を間違いなく選択する必要があります。

運賃・料金

「S Work車両」は、普通車指定席です。乗車券の他に、座席指定された新幹線特急券を購入することになります。

この車両の一般座席「S Workシート」は、一般車両の普通車指定席の料金と同額です。追加料金はかからないことを覚えておきましょう。

「S Work Pシート」については、1席あたり大人2,000円・小児1,000円の追加料金が必要です。専用の券を追加で購入するのではなく、新幹線特急料金に加算される形になります。

EX予約の早特商品・e特急券

EX予約会員用の早特商品およびe特急券、スマートEX会員用の早特商品のいずれを購入する場合でも、「S Workシート」および「S Work Pシート」を予約できます。

「S Workシート」についてはそれぞれの会員用の運賃・料金と同額で、「S Work Pシート」については上記の差額を加算することで利用が可能です。

その他の旅行商品(募集型企画旅行)

「ぷらっとこだま」等、旅行会社が企画し発売する募集型企画旅行商品では、商品によって予約条件が異なります。「S Work車両」を利用できるか否か、旅行会社に確認しましょう。

予約方法(きっぷの買い方)

発売箇所や適用料金によって、予約開始時期などの予約条件が異なります。

JR各社の駅で購入(有人窓口・指定席券売機)

「S Work車両」のサービス開始当初は、EX予約・スマートEX会員専用でした。2024年5月以降、発売箇所がJR各社の駅にも拡大され、誰でも「S Work車両」を利用できるようになりました。

駅では、乗車1か月前の午前10時00分から指定券を購入可能です。指定席券売機での操作手順については、当記事最後のAppendixを参照してください。

EXアプリ・EX予約ウェブブラウザ画面

東海道・山陽・九州新幹線専用のネット予約サービス「EX予約」および「スマートEX」では、アプリ、ウェブブラウザのいずれからも「S Work車両」の設備を選択できます。

「S Work車両」については「1年前予約」には対応しておらず、EXアプリであっても乗車1か月前の午前10時00分まで待つ必要があります

画像:EX予約

列車の空席を検索する際、座席の種類に「S Workシート」もしくは「S Work Pシート」を指定します。料金を確認してからシートマップを参照し、席番を選択する流れです。

e5489

「S Work車両」の発売箇所が2024年5月以降、JR西日本のネット予約サービス「e5489」にも拡大されました。

画像:e5489操作画面

列車ごとの検索結果が表示されたら「S Workシート」もしくは「S Work Pシート」を選択し、7号車の座席を購入します。

えきねっと【予約不可】

JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」では、「S Work車両」の指定券を購入できません。購入手順中「S Work車両」を選択する画面が表示されないため、購入できないことが分かります。

きっぷの様式

きっぷの券面を見ると、予約した座席が「S Work車両」であることが確認できます。ここでは、見分け方をご説明します。

画像:EXアプリより筆者生成

EX予約・スマートEX会員がEXアプリ上で予約した場合には、アプリ上の画面に「S Workシート」と表示されます。

東京駅から米原駅ゆき新幹線特急券

EXアプリ以外で予約した場合、紙のきっぷとして新幹線特急券を手にします。席番の右に「W」と表示されているのが「S Workシート」であることの証です。

それでは、「S Work車両」の車内を写真で見ていきましょう!

スポンサードリンク
スポンサードリンク

「S Work車両」の様子~筆者の利用体験を紹介~

2025年6月に東京駅から米原駅まで「ひかり」号に乗車した際、「S Work車両」を利用してみました。その時の様子を、皆さまと共有したいと思います。

7号車車内の様子

東海道・山陽新幹線7号車S Work車両

7号車のドアには「S Work車両」のロゴが表示されており、特別な車両であることが分かります。JR東日本の「TRAIN DESK」に表示が全くないのとは、対照的です。

東海道・山陽新幹線7号車S Work車両

7号車はあくまでも普通車指定席であるため、車内に特別な仕掛けがあるわけではありません。

東海道・山陽新幹線7号車S Work車両

山側のD席・E席は、一般の「S Workシート」です。一般の座席と変わりありません。

東海道・山陽新幹線7号車S Work車両

N700Sの普通車には、全席に電源コンセントが備わっています。ひじ掛けにコンセントがあるので位置がやや分かりにくいですが、使い勝手は悪くありません。

東海道・山陽新幹線7号車S Work車両

海側のA席・C席の一部は「S Work Pシート」です。本来B席である場所には、パーティションとドリンクホルダーが備わっています。たとえ混雑していてもパーソナルスペースを確保できます。

東海道・山陽新幹線7号車S Work車両

「S Work Pシート」のテーブルに関してはカスタマイズされており、テーブルを手前に引くことが可能です。一般の「S Workシート」にはない、この座席だけに用意されているものです。

S Work車両リーフレット

座席に備え付けられたリーフレット。記載されているQRコードを読み込むと、ビジネスブースの予約画面に進みます。また、お客様専用サイトも参照できます。

S Work車両ビジネスブース

8号車寄りにはビジネスブースがあり、乗車後に予約すれば利用可能です。

S Work車両ビジネスブース

ドアには、利用方法が記載された案内が貼ってあります。

S Work車両ビジネスブース

ビジネスブースの内部は、なかなかおしゃれな雰囲気です。壁面にはUSB端子が設置されており、充電に使用できます。椅子はシンプルです。

7号車専用の無料 Wi-Fiについて

S Work車両専用無料Wi-Fi「S Wi-Fi for Biz」

「S Work車両」の大きな特色は、7号車専用の無料 Wi-Fi「S Wi-Fi for Biz」です。テーブルに貼られているQRコードを読み取ると、 Wi-Fiの接続画面に遷移します。

[サービスを利用する]を押すと、登録のために個人情報の入力を求められます。SNSアカウント等を使用してシングルサインオンが可能です。

Wi-Fiに接続しました。一般の Wi-Fiとは異なる専用の「S Wi-Fi for Biz」に接続されたことが確認できます。

筆者が乗車した時のWi-Fiの状態は、実際には良くなかったです。体感の通信速度が遅く、これが本当に専用Wi-Fiかと思いました。7号車専用のポータルサイトも残念ながら表示されず、どのような内容か確認できませんでした。

最後に「S Work車両」を利用するために理解しておきたいことを押さえます!

「S Work車両」で許容されること・控えるべきこと

S Work車両デッキ

ビジネスパーソン向けに区分された「S Work車両」においては、仕事や作業に集中できるための環境が確保されなければなりません。そのためには、許容されるべきことの他、控えるべきことを理解する必要があります。

ここでご説明することには、かなり筆者の主観が入っています。あらかじめご了承ください。

許容されること

「S Work車両」は、いわば仮想オフィスです。オフィスで通常想定されるキーボードの打鍵音や打ち合わせのための会話の声、通話の声などは、この車両で許容されてしかるべきです。

ノートPCの打鍵音

ノートPCを操作する上で発生するキーボードの打鍵音は、一般車両であってもある程度許容されますが、やはり気を遣うもの。「S Work車両」では、気兼ねなく作業に集中できます。

キーボードの打鍵音に敏感な場合、耳栓をするか、あるいは一般車両が適しているかもしれません。

スマートフォンでの通話(ウェブ会議)

打ち合わせや会議を行うのは、ビジネスの基本です。時にはPCを操作しながら通話する必要があります。一般車両ではスマートフォンでの通話を控えなければならないため、会話が許容される「S Work車両」が重宝します。

疲れた時の休息

ビジネスかプライベートを問わず、体調不良にかかわらず移動しなければならないことがあります。また、聴覚過敏であっても、できればイヤホンなしに旅行を楽しみたいものです(打鍵音に過敏な場合は別ですが)。一般車両では騒がしいことがあっても、「S Work車両」ではある程度の静粛さが確保されています。

控えるべきこと

「S Work車両」では、仕事や作業の妨げとなることを控えなければなりません。控えるべき点を挙げていきたいと思います。

同乗者同士での歓談・席の回転

2人以上で歓談したり騒いだりしないことは、「S Work車両」を利用する上での大前提です。座席の回転も控える必要があります。きっぷを購入する際、この点に関する同意を求められます。

スマートフォン・PCのスピーカー機能

ある程度の音声が許容されているとはいえ、動画視聴の音声が流れてきたら誰でも不快に思うはずです。機器のスピーカー機能を使用せず、ヘッドホンやイヤホンを使用しましょう。

においの強い食料の持ち込み・過度の飲酒

一例として、新大阪駅で販売されている人気の豚まんはにおいが強いため、たびたび物議をかもします。車内での食事は許容されていますが、においが強いと気が散り、仕事や作業に支障が出るでしょう。また、過度の飲酒もオフィスでは許容されません。「S Work車両」では、食事に気を遣いたいです。

必要以上に席を詰めて座ること

N700Sには人数分の電源コンセントが確保されていますが、N700Aに関しては全員分確保されていません。また、席を詰めて座ると作業上快適ではありません。空席状況に余裕がある限り、B席やD席を取らないで間隔を空けることが望ましいでしょう。

まとめ

東海道新幹線東京駅

東海道・山陽新幹線を16両編成で走るすべての列車(全車自由席の列車を除く)に連結されている「S Work車両」。一般車両と同じ座席「S Workシート」の他、差額を支払えばゆったりとした「S Work Pシート」を利用できます。

この車両は全席指定席で、乗車前に指定券を購入しなければなりません。以前はEX予約・スマートEX利用者限定でしたが、現在は誰でも利用可能です。駅やネット予約サービス「EX予約」や「e5489」で購入可能ですが、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」では購入できないことに留意したいです。

7号車専用の無料 Wi-Fi「S Wi-Fi for Biz」が、この車両の大きな特長です。一般の無料Wi-Fiと比較して約2倍の通信容量を実現し、暗号化されているため、安心して利用できます。ただし、実際には思ったほど速度が出ないことが、今後の課題です。

静粛な空間が確保されているため、仕事や作業はもちろん、体調不良や聴覚過敏がある人にも適しています。一方、座席の回転や歓談ができないため、ファミリーやグループでの利用は適していません

この記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました!

Appendix:指定席券売機の操作手順

指定席券売機

「S Work車両」の座席を駅の指定席券売機で予約購入するための手順を、ステップバイステップでご紹介します(JR東海東京駅に設置された指定席券売機)。

1.初期画面の[指定席]を押します。駅によって初期画面のレイアウトが異なりますが、画面左上が指定席であることが多いです。

指定席券売機操作画面

2.[新幹線の指定席を購入]を押します。

指定席券売機操作画面

3.発駅を指定します。

4.着駅を指定します。

指定席券売機操作画面

5.乗車日を入力します。

6.時間帯を入力します。

7.人数を選択します。

8.到着時刻が早い順に検索結果が表示されます。今回は、右側の「ひかり」633号を選択します。

指定席券売機操作画面

9.設備を選択します。「S Work車両」は普通車指定席なので[普通車]を押します。

指定席券売機操作画面

10.「S Work車両」に関しては特大荷物スペースを選択できないため[特大荷物を持ち込まない]を押します。

指定席券売機操作画面

11.[S Work車両]を選択します。

指定席券売機操作画面

12.一般の「S Workシート」か追加料金がかかる「S Work Pシート」のいずれかを選択します。本例では、「S Workシート」を購入します。

指定席券売機操作画面

13.席番を指定します。[座席表から選ぶ]を押します。

指定席券売機操作画面

14.7号車しか選択できないため、表示されたボタンを押します。

指定席券売機操作画面

15.シートマップが表示されたら、希望する座席を選択します。発車直前だったにもかかわらずB席とD席はほとんど売れておらず、快適に利用できる状況でした。

指定席券売機操作画面

16.購入手続きを進め、代金を決済したら紙のきっぷを受け取ります。

参考資料

● S Work車両(JR東海)

● JR東海ニュースリリース「ビジネスパーソン向け「S Work車両」のサービス開始等について」2021.9.17付

● JR東海ニュースリリース「東海道・山陽新幹線「S Work車両」のご予約方法の拡充について」2024.4.04付

当記事の改訂履歴

2025年6月16日:当サイト初稿

コメント

タイトルとURLをコピーしました